コレクターに人気の切手の例

記念切手での高額評価の実例


記念切手で高額評価されるものの一般的傾向は、発行年が古いこと、切手のサイズが大きくて見栄えすること、切手の図柄が浮世絵や国宝などの美術品であることなどです。発行枚数も多少は関係していますが、必ずしも発行枚数と評価額とは比例しません。具体的に言えば、1948年発行の切手趣味週間「見返り美人」、1949年発行の切手趣味週間「月に雁」、この2つは昔から人気があり高額評価になります。
戦前の記念切手にまで遡れば、残存数が少ないためか、高額評価になるものが一部にあります。1919年発行の飛行郵便試験記念切手は、発行枚数が非常に少ないこともあり、高額評価です。この切手は、当時の普通切手に飛行機の簡単な図柄を加刷した安直な作りのものですが、大変な高額評価になっています。

普通切手での高額評価の実例


記念切手でもない普通切手は、専門収集の分野ではむしろ人気があります。記念切手は、未使用の切手を集めるか、せいぜい初日カバーを集めるくらいで、専門性が乏しく、マニアックな人気にまではなりません。しかし、普通切手は、そうではありません。
普通切手の収集は、極端に専門的な収集になり、極めてマニアックな世界であり、大変高額に評価されるものがあります。普通切手では、未使用切手だけでなく、使用済みの切手も積極的に収集され、特殊な消印が押されていれば、高額評価になります。また、使用済みは、封筒に貼られたものの状態のものをエンタイアと称して、かなりのプレミアムが付きます。初期の「手彫切手」と名付けられたタイプのものは、残存数も少なく、稀少価値がありますが、手彫切手のエンタイアとなると、かなりの高額評価です。